実樹(29)167cm / 54kg
東京 萬天堂
東京都(出張性感マッサージ)
10/12 21:34
第57回『実樹の禁断賞状💮』
2025年10月12日。
まだ動悸が激しい。
アニメと映画を待ちきれずに注文した『ハイキュー!!』全巻セットが届いた。
動悸が激しくなったのはこれだけじゃない。
同じ日に僕が人生で初めて女性の裸を見た雑誌を、古本屋で見つけてしまったのだ。
アメリカンだった父さんは大型バイクのハーレーダビッドソンを乗り回していた。
そんな父さんが集めていた「VIBES(バイブス)」というハーレー専門誌。
表紙をセクシー女優さんがバイクに跨ったグラビアで飾っていて、袋とじを開けると……フルヌードだった。
もう全部見れる、全部出てる。
その雑誌の袋とじで初めて女性の裸を見た時、僕はびっくりした。
女性なのに股が黒い。
僕は勝手に、男性にしか生えないと思っていた。
大人の男にしか生えないと思っていた「陰毛」が……女性にも生えている。
衝撃だった。
性衝動のイナズマ(Vライン)。
あのズマズマズマズッマイナズマを走らせたあの雑誌が、目の前にある……。
でも今日はハイキューが届いた日。
僕の中でハイキューって、久しぶりに胸に吹いた爽やかな青春の風で、それをあの思い出で汚すのに躊躇した。
女風セラピストという煩悩の垢まみれの心身を、少しずつ浄化させていこうとしているところだ。
「思い出なんかいらん」
稲荷崎高校のスローガンがこだまする。
忘れよう……なるべく見ないようにして、目を瞑って古本屋を出ようとした時、瞼の裏にあの文字が浮かんだ。
「繋げ」
音駒のスローガン。
背中の後ろで黒尾さんが腕を組んで笑っている気がする。
回れ右をした。雑誌を手に取る。
父さんの部屋に忍び込んでは、押し入れに潜り、気が狂ったように数年分のアーカイブの袋とじを切り取っていたあの頃を思い出した。
汗だくになって袋とじを切り続けたあの日。
ケロケロケロッピーのカバンにパンッパンに詰め込み続けたフルヌードは、桃のようにどんぶらこと川に流れることになるのだけど……。
しなった表紙の手触りは、確かにあの時、自分の頭を支配していた性衝動を思わせるものだった。
そして、それは僕にとっては幼い頃の美しい世界でした。
「VIBES」今あるんかな?と思ってググったら、僕が知らないだけで、バイブスはずーっとハーレーを特集していたし、ずーっと表紙はバイクに跨ったセクシー女優さんのグラビアのようだった。
最新号のキャッチコピーは「馬鹿であれ STAY GOLD」だった。
自分の行動を見透かされたようで、それはちょっと嫌だった。
ホモソーシャルのカルチャーのど真ん中に感銘を受けるのは屈辱だけど、古本屋で出逢った昔のバイブスは、この僕にとって正に[輝き続けているモノ]だった。
黒尾さんに背中を押されて買ったこの古いバイブス。
なんと袋とじが空いていない。
僕はこのまま袋とじを閉じたままにしておこうと思う。
実家のバイブスの袋とじは全て開いているどころか切り取られている。
もちろん全部見た。
模写したこともある。
だから僕はこの袋とじの中身を知っている。
でも、この袋とじの中身は永遠に知ることのできないものかもしれないとも理解している。
幼い頃の僕は、女性の股に毛が生えているだけでびっくりしていたけど、「そんなの序の口だよ」と教えてあげたい。
いや、それだとビビっちゃうか。
青春と性春が重なったこの日は、ホイップクリームとカスタードクリームが入ったダブルシュークリームみたいだなと思った。
まだ胃もたれしています。
バイブス、今度キャスで見せるね。
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