龍生 大宮 萬天堂-埼玉県(出張性感マッサージ)

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龍生(47)176cm / 68kg
大宮 萬天堂
埼玉県(出張性感マッサージ)

09/16 00:29

風船とシャッターと、星のカケラ

子供の頃、イベントで風船を貰った

けれど僕はいつも不注意で手を離してしまい

電柱に引っ掛かるのを見上げるだけだった

誰も取ってはくれず

泣きながら、風船が見えなくなるまで空を追った



想像した――

空の向こうで風船が破裂し

中から星のカケラが飛び散り

夜空にキラキラと降り注ぐ光景を



――大人になって、会社の同僚に誘われた

「スキューバでもやってみないか」

インドア派の僕だったが

海の中を漂ってみたい――その想いに背中を押され

重たい酸素タンクを背負い、海に飛び込んだ



水の底は、静かな宇宙だった



1回目を終えて休憩中

インストラクターが微笑みながら尋ねてきた

「海の中でサメに出会ったら、どうすればいいと思う?」

「パンチですか?……わからない」

そう答えると彼女は言った

「サメは微弱な電流を感じ取るの。だから電池を持っていると逃げていくわ」

なるほど、と思いながら僕は次の潜水に向かった



だが、僕にはもう一つの顔があった

特殊事件専門のジャーナリスト

今回の任務は、無人島で毒ガスを製造している

容疑者――コードネーム「ムウ」を追うこと

カメラにその証拠を収め、世に晒すためだ



ボートで島の近くまで行き

そこから潜水して向かった

スキューバはこのために始めたわけではない

けれど今、確かに役立っていた



島に上陸し、夜が来るのを待つ

草むらに身を潜めながら

心臓の鼓動が大きく響いていた



ムウが洞窟の奥へ向かう

僕は静かに後を追った

やがて見えたのは

風船に毒ガスを注ぎ込む光景

「これを街に飛ばすつもりだ……」

背筋に寒気が走った



だが、一瞬目を離した隙に

背後から衝撃――

意識が途切れた



目覚めると、僕はボートの上にいた

ムウが冷たい声で告げる

「ここはサメの巣だ。腹の中で眠れ」

そう言って僕を海へ蹴り落とし

ボートは島へと戻っていった



暗い水中、影が群れ寄る

鮫の鋭い気配が肌を刺す

絶望の淵で、ふと蘇るインストラクターの声

――電池

僕は震える手でカメラを取り出し

必死にシャッターを切った



カチリ

その微弱な電流に反応したのか

サメは一斉に身を翻し

水の闇に消えていった



僕は息をつなぎながら

再び無人島に泳ぎ着いた



洞窟の中――

ムウは毒ガス入りの風船を傍らに

焚火の前で待っていた

だが僕に気づかず、外へ出て行く



「今しかない」

僕は転がっていた酸素タンクを抱え

焚火から燃え残った一本の木を手にした



戻ってきたムウが叫ぶ

「貴様、どうやって生き延びた!」

風船が僕に向けられる

触れれば即死――



僕はバルブを全開にし

火のついた木を噴出口へ近づけた



轟音と共に

炎は爆流となって前方を薙ぎ払う

ムウの身体を吹き飛ばし

風船をまとめて焼き尽くす



毒ガスは夜空に弾け

キラキラと光りながら散り去った



倒れたムウの身体に燃え移った炎を

僕は手で叩き消した

彼は気絶したまま動かない



荒い呼吸の中で、ようやく全身の力が抜けていく

燃え焦げた匂いと、静まり返った洞窟の闇

その中に残ったのは、生き延びたという確かな実感だった



「風船の中には

夢みたいに、キラキラ光る星だけでいい」

僕はそう呟いた



――小さな頃、空に逃がした風船は

見上げるしかなかった

でも今は違う

どんな困難でも

心のシャッターを切れば

星は必ず、僕の手に降り注ぐ



そして僕は知った

あの日泣いていた少年が

今の僕に繋がっていることを

掴み取った星は

夜を超え、未来の光へ続いていくことを


大宮 萬天堂 店舗情報

店舗名

大宮 萬天堂

予約・
お問い合わせ
08077242883
営業時間

24時間営業

出張可能エリア

埼玉県さいたま市内(大宮・浦和・与野)、川口市内

予算

90分 18,000円~

支払い方法

現金、クレジットカード

公式サイト 大宮 萬天堂の公式サイト
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