龍生(47)176cm / 68kg
大宮 萬天堂
埼玉県(出張性感マッサージ)
09/30 01:11
子供の頃
本屋で大好きなシリーズの本を予約した
店長は僕の言葉を素早く紙に記す
よく見ると普通の文字じゃない
「これは速記だよ」と大人が教えてくれた
僕の目には
その文字は魔法の呪文のように映っていた
しかし数日後の連絡は
在庫なし、入荷予定なし
パズルのピースが欠けたように
物語は完成しないまま止まった
大人になり、会社員となった僕の言葉も
上司の一言で砕かれ
万人受けの形に矯正されていく
自分ではなくなる恐怖に
物語は再び、止まったままだった
けれどある日
子供の頃の記憶が蘇る
自分の物語を完成させたい――そう願った
僕は会社員の他に
実は ウィザードを狩る「ウィザード・スレイヤー」でもあった
ウィザード――
人の姿をした異形の者
呪文を唱え、火と闇を操り
強盗、殺人、破壊を繰り返す存在
それを倒すことが、僕のもうひとつの仕事だった
物語を完成させるために
僕はネットであの本を探しまくった
しかしいくら探しても見つからない
「表のサイトでは見つからないか」そう考え
裏の闇サイトへアクセスした
そこで知る
闇オークションに出品されるという情報
危険レベルはSSS
しかも、最凶のウィザード盗賊集団
「シャドウ・トループ」が狙っているという噂
それでも僕は申し込んだ
使命に駆られるように
オークション会場
屈強なセキュリティが並ぶ中
進行する競り
そして――あの本が姿を現した瞬間
轟音とともに扉が吹き飛ぶ
現れたのは「シャドウ・トループ」
「その本をよこせ!」
セキュリティが魔法障壁を展開し
電撃のランスを放つ
閃光が闇を裂き
会場全体に轟音が響いた
だが盗賊の呪文は強力だった
炎の奔流がぶつかり合い
障壁は次々と砕け散り
セキュリティは次々と焼かれていく
焦げる匂いと悲鳴
火花と破壊の残響
緊張が肌を切り裂いた
僕は叫ぶ
「強すぎる!」
セキュリティは倒れ伏し
魔法障壁は崩れ去る
会場の中央に置かれた「あの本」だけが
静かに光を帯びていた
炎の柱が視界を裂き
破片が飛び交う中
僕は身体を低くして駆け出した
肩をかすめる火球
耳を裂く轟音
床を叩き割る衝撃波
それでも
ただ一心に
あの本へ向かって――
ついに僕は両手で掴み取った
全巻揃った瞬間
手の中で光が溢れ出した
頭に流れ込む、言葉の記憶
盗賊たちが呪文を放とうとした瞬間
リーダーが血走った目で叫んだ
「貴様!その本をよこせ!
お前ごと焼き尽くしてやる!」
僕は空間に大きく円を描いた
指先から奔る光が火花のように散り
輪は震え、唸りをあげて拡大していく
轟音とともに
幾重にも重なった光の円環が放たれ
盗賊たちの呪文を飲み込み
炎も雷も闇の槍も
次々と砕かれ、呪文は無効化されていった
会場全体が閃光に包まれ
床が震え、空気が爆ぜる
呪文は叫び声ごと吹き飛ばされ
盗賊の身体は光に裂かれ
影の残像となって霧散していく
「スペル・クラッシャー……!」
盗賊のリーダーが恐怖に震える
「なぜその魔法を……!」
断末魔の絶叫とともに
「シャドウ・トループ」は飲み込まれ
光の奔流の中で完全に消滅した
僕は静かに呟く
「恐怖の呪文はもう通じない」
「物語は、自分の言葉で創っていく」
残されたのは
子供の頃から探していた本
そこには言葉の記憶が詰まっていた
自分の言葉で創る呪文は
まだ見ぬ物語へ進むための光
止まっていた物語は
ようやく動き出した
閉ざされたページがめくられ
失われた章が再び綴られる
その言葉たちは
恐怖を越えて進む光となり
まだ見ぬ未来を照らしていた
そして僕は知った
物語は終わらない
自分の手で紡ぐ限り――
店舗名 |
大宮 萬天堂 |
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08077242883 |
営業時間 |
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出張可能エリア |
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予算 | 90分 18,000円~ |
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